美容院で白髪染めをした夜、お風呂場でシャンプーをしていいか悩みますよね。
なぜなら色素が定着していない可能性があるからです。
美容師の中には「白髪染めの後、48時間はシャンプーしない方がいい」と勧めてくる人もいますが、実はこの考え方は正しくありません。
当記事では、プロの美容師でも間違いやすい「白髪染めをした日にシャンプーしても色落ちしない理由」について誰にでも理解できる形で答えます。
またカラートリートメントやヘアマニキュア、市販の白髪染めの正しいシャンプーのタイミングも解説します。
この記事を読むことでカラーリングした日のシャンプーの扱いについて総合的に理解できると思うのでぜひ最後まで読んでください。
それではいってみましょう。
目次
美容師でも間違いがち?「白髪染めした日にシャンプーするな」は嘘!
結論から言うと、白髪染めした日にシャンプーをしても色落ちする危険性は高くありません。
なぜなら約20分の待ち時間の後であれば、色素は定着しているからです。
例えば美容院では、施術の後20〜30分の待ち時間を置いて必ずシャンプーをします。
もちろんダメージに配慮したシャンプーが使われていることは事実ですが、髪を濡らすだけでも髪のキューティクルは開きます。
しかしその結果として、髪から色素が抜け落ちることはありません。
またインターネットでは、複数のウェブサイトが各大手メーカーに確認の問い合わせを行っています。
その結果、どのメーカーも口を揃えて「白髪染めをした日のシャンプーに問題はない」と返答していました。
このことからも「白髪染めをした日のシャンプーはOK」という結論に間違いはないでしょう。
それでは何故、美容師の中には「白髪染めをした日にシャンプーをするべきでない」と助言してくる人がいるのでしょうか?
白髪染めした日のシャンプーで色落ちしない理由と合わせて次項で確認しましょう。
ヘアカラーも同じ!?白髪染めした日のシャンプーで色落ちしない理由
美容師の中には「白髪染めの酸化重合が落ち着くまで48時間以上かかる」と信じている人がいるようです。
しかし複数のウェブサイトが大手メーカーに問い合わせた結果、「白髪染めした日にシャンプーをしても問題ない」との回答で一致していました。
なぜこのような間違いが生じるのでしょうか。
その答えは、美容師の養成段階でそう教わることが多いからです。
ここには白髪染めの「酸化重合」に関するある勘違いが関わっています。
髪の内部はキューティクルと呼ばれるウロコ状の壁に守られており外部から色素を入れることができません。
そこで、1剤のアルカリ剤でキューティクルを強制的に開いて、髪の内部に酸化染料を侵入させます。
この酸化染料に2剤の過酸化水素が混ざることで「酸化重合」という反応が開始し、小粒の色素分子が次々に結びついて大きくなっていきます。
そして染料の塊がキューティクルの隙間よりも大きくなることで、髪の内部に色素が閉じ込められて発色すると言う仕組みですね。
今までの美容師の教育では、酸化重合の完了まで最低48時間はかかると教えられていたようです。
確かに、色の粒が大きくなるまで48時間程度が必要なら、その間のシャンプーは脱色の原因になるでしょう。
しかし、酸化染料の酸化重合の場合、完了まで多くの時間を要しません。
なぜなら、空気中の酸素を使用しないからです。
酸化重合は髪に使用するカラー剤だけでなくインキ、漆塗りなどの塗料にも用いられている仕組みです。
たまに塗装現場などでも、塗料を塗った空間への立ち入りを禁じる「立ち入り禁止」のテープが貼られていたりしますよね。
このタイプの塗料では、空気酸化が完了するまで通常3~12時間が必要です。
空気に触れない髪の中の染料なら、その数倍の時間を要しても不思議ではないですよね。
しかし白髪染めの酸化染料では、空気酸化ではなく強力な酸化作用を持つ2剤の過酸化水素を反応させています。
触媒も働くため一般塗料よりも早く重合が進行し、おまけに染める範囲も広くありません。
その結果として約20分程で完了してしまうのですね。
重合が完了すれば、色素はキューティクルの隙間から出られなくなっています。
もちろんシャンプーをすれば黒く染まった水が流れていきますが、これは髪の表面に付着している余分な色素です。
内部の色素は留まったままなので、基本的には施術後20分も経てばシャンプーをして問題ありません。
ただし、色落ちの心配がないのは、キューティクルの開きがない健康的な髪質の場合のみです。
髪にダメージがあると、酸化重合は完了していても大きく開いたキューティクルの隙間から色素が流出することも十分に起こり得ます。
次項では、色落ちしないためのシャンプーの基本について押さえましょう。
色落ちしないシャンプーの基本とは
色落ちしないシャンプーに必要なのは、キューティクルの開きを徹底的に抑えることです。
キューティクルの隙間が小さく、大粒の色素が出られないほどであれば、色落ちすることはありません。
ですからキューティクルの開きを抑えるシャンプーの方法を実践しましょう。
一番大事なのがシャンプー選びです。
まず石油系の界面活性剤が配合されたシャンプー(ラウレス硫酸ナトリウム、ラウレル硫酸ナトリウムなど)の使用を避けてください。
これらは市販のものに多いですが、洗浄力が高すぎるためキューティクルが開きやすくなります。
言い換えるなら、色落ちしやすいシャンプーです。
反対にアミノ酸系のシャンプーなら髪に近い弱酸性なので、キューティクルの開きを最小限に押さえつつ洗髪することができます。
中でも、ヘマチンが配合されているシャンプーは髪の補修効果もあり髪を表面からコーディングすることで退色を防いでくれます。
色落ちを防ぐだけでなく色持ちを長続きさせる効果があるので、白髪染めをした日の夜にぴったりのシャンプーです。
またキューティクルは熱に触れると開いてしまう特徴があります。
なので、お湯の温度は36度〜38度の範囲を守ってください。
髪が濡れたままだとキューティクルが開いてしまうので、ドライヤーによる乾燥も必須です。
このときも熱が分散するように、一か所に集中せず、ドライヤーを振りながら乾かすようにします。
ダメージが気になるときは冷風で乾かしてください。
また物理ダメージにも要注意です。
ゴシゴシと洗わないことは常識ですが、シャンプー以前に白髪染めをした日の紫外線を長く浴びる行動、アルカリ性の溶液に浸かるプールや温泉施設の利用は控えてください。
これらは全てキューティクルの開きを助長し色落ちに繋がります。
ヘアカラーやカラートリートメント、ヘアマニキュア、市販の白髪染めでは?
これまで白髪染めをした日のシャンプーがOKである理由について見てきました。
ここからは通常のヘアカラーやカラートリートメント、ヘアマニキュア、市販の白髪染めにおいて、それぞれの適切なシャンプーのタイミングを確認します。
◯ヘアカラー
ヘアカラーの染色では、白髪染めと同じ酸化重合を用います。
なので指定の待ち時間を置けば染めた日にシャンプーをしても問題ありません。
白髪染めとの違いは、ブリーチ剤によりダメージが大きくなりがちなことです。
特に明るい色だと色素量が少ないため、色落ちへの配慮が必要です。
当日のシャンプーでは「色落ちしないシャンプーの基本」を全て実践する意識で臨みましょう。
◯カラートリートメント
カラートリートメントの塗布後、商品ごとに5分〜20分の待ち時間を置いた後でシャンプーしてください。
トリートメント剤なので意外な順序かもしれませんが、塩基性染料の染まりが弱いためシャンプー前の乾いた髪に塗る必要があるのですね。
ただし皮脂汚れが多い時や整髪料を使用している時は、それらが染料を弾く原因になるため、先にシャンプーして乾かしてから塗布すると良いでしょう。
その場合、塗布後のすすぎにシャンプーは必要ありません。
◯ヘアマニキュア
ヘアマニキュアの塗布後、商品ごとに15~30分の待ち時間を置いてシャンプーをしてください。
塗布前にも皮脂の汚れや整髪料を除去するためにシャンプーする必要があります。
つまり1工程に2回以上のシャンプーが必要なので、必ず低刺激のアミノ酸シャンプーを使用するようにしましょう。
◯市販の白髪染め
市販の白髪染めは、美容院の白髪染めと同じ要領で構いません。
中には色落ちを気にするあまり、指定された時間よりも長く放置する人がいます。
しかし残留アルカリが必要以上に残ることで、毛髪へのダメージやツンとした悪臭の原因になることがあります。
酸化重合は指定の待ち時間内に完了するので、気にせずシャンプーして問題ありません。
まとめ
最後に白髪染めした日のシャンプーについてまとめると、
①白髪染めをした日にシャンプーをしてOK
②白髪染めの酸化重合は塗布後20分程度で完了する
③ダメージが多い髪だと、色落ちすることがある
④市販の白髪染めやヘアカラーも同じ要領でOK
となります。
白髪染めをした日のシャンプーの扱いは、プロの美容師でも間違いやすい問題です。
インキや漆などの塗料と同一視してしまうことが多く、空気酸化するものだと教わった美容師が多いのですね。
しかし、白髪染めの酸化染料は過酸化水素と反応しています。
触媒の作用もあり染める範囲も狭いため、酸化重合は20分程度で完了します。
一晩置いてシャンプーしても染まり具合は変わらないので、気にせずにシャンプーしてしまいましょう。
_______________________________________________________________________________
『若い男性の白髪って思っている以上に女性は気にしている』
新社会人になり激務からのストレス、栄養不足、睡眠不足などなど・・・
今の時代、若白髪の男性は意外に多いと思います。
でも実際に本気で白髪に悩んでいる人はどれだけいるのか。
「いやいや、男の白髪なんて周りはたいして気にしてないでしょw」
そんな風に思っていた時期が僕にもありました。
でも、女性はあなたが思っている以上に
男性の白髪を気にしています!
そのことをハッキリと噛みしめて
実感できたのは、
僕が白髪を理由にめっちゃ好きだった女性に
フラれたことがきっかけでした。
それ以来、失意のどん底に落ちて仕事や
友人関係もうまくいかなくなり、
「もうまともに生きていく事ができないのか」
と絶望していました。
それでもある意外な方法を使って僕は、
この憎々しい白髪と決別して
希望の満ち溢れる未来を取り戻しました。
今では大好きな彼女も出来て自信を
取り戻し、本当に楽しい毎日を過ごしています^^
では僕はどうやってこの白髪コンプレックスを 解決できたのか。
その意外な方法はこちらのリンクで詳しく話しています。
⇓ ⇓ ⇓ ⇓
濱田の人生が変わるまでの軌跡
_______________________________________________________________________________
『僕のお気に入り白髪染めはこちら』
コメントを残す