頭皮ケアを問い直す動きが強まる中、オーガニック由来のシャンプーが人気です。
オーガニックシャンプー、湯シャン、コーヒー、紅茶など様々ですが、レモンがその一画を占めることはあまり知られていません。
レモン果汁での頭皮ケアを勧めるウェブサイトもあり、実際に試した人も多いでしょう。
体の中で最も皮脂量の多い頭皮を、レモン果汁で洗浄できたら嬉しいですよね。
しかし残念ながら、頭皮にレモン果汁を塗っても、皮脂を落とす効果は得られません。
なぜなら、皮脂を落とす成分は、果汁以外の部分に含まれているからです。
今回は、まだ知名度の低い「レモンによる頭皮ケア」について解説します。
この記事を読めば、レモンが頭皮ケアに有効な果物だと理解できると思うので、ぜひ完読してください。
それでは、いってみましょう。
目次
レモンで頭皮の皮脂を落とせる!有効成分のリモネンとは
結論からいうと、レモンで毛根に詰まった皮脂を落とすことは可能です。
なぜなら、「リモネン」というレモンの成分に、界面活性剤に近い働きが期待できるからです。
毛根には皮脂が詰まっており、これが酸化することで悪臭やフケの原因になります。
特に頭皮の皮脂線は約144~192個/cm^2存在すると言われ、これはTゾーン(顔の鼻先からおでこまで)の約52~79個/cm^2に対して3倍近い量です。
そのため、頭皮の衛生状態を維持するには毎日のシャンプーが欠かせません。
最近はお湯で皮脂よごれを落とす「湯シャン」が流行っていますが、水と脂は親和性が低いため、落とせる皮脂の量にどうしても限界が出ます。
しかしシャンプーなら、界面活性剤が水と脂の親和性を馴染ませるため、水洗いで簡単に落とすことができます。
界面活性剤があるからこそ、皮脂を簡単に落とせるシャンプーの人気が絶えないのですね。
それでは、リモネンはシャンプーのような界面活性作用を示すのでしょうか?
厳密に言うなら、示しません。
ある物質が界面活性作用を持つには親油性(油脂に馴染みやすい)と親水性(水に馴染みやすい)の両方が必要です。
リモネンはこのうち親油性しか持たないため、皮脂の溶解はできても水に馴染みません。
リモネン配合型のシャンプーも販売されていますが、親水性を持たせるための別の成分が添加されているのが普通です。
しかし、リモネンを洗い流すことは不可能ではありません。
なぜなら、リモネンは完全な疎水性ではなく、微量ずつでも水で落とせるからです。
酸化したリモネンはアレルギー反応の原因になるため、すすぎだけはしっかり時間と量をかけなければなりません。
この注意点さえ守れば、レモンは嬉しい効果を発揮してくれます。
シャンプーでは界面活性剤により皮脂を根こそぎ剥がしてしまいますが、リモネンなら浮かせて落とす程度なので皮脂を奪いすぎる心配がありません。
結果的に常在菌の生存基盤が守られ、頭皮環境の悪化を防ぐことができます。
また髪に近い弱酸性(PH値4.7程度)なので、髪を傷める心配もありません。 このように、皮脂の汚れを天然成分を使って優しく落とせる点がレモンの魅力なのです。
「レモン汁で皮脂を落とせる」←残念ながら間違い
「レモンで皮脂を落とせる」と聞くと、冷蔵庫からレモンを取り出して絞り始める人がいるかもしれません。
しかし、レモン果汁をいくら頭皮に塗っても皮脂は落ちません。
なぜならリモネンは、果汁ではなく「レモンの皮」に含まれている油脂成分だからです。
もちろん、レモン果汁にも優れた効果はあります。
レモン果汁には酸っぱさの元であるクエン酸が含まれており、PH値2.0程度の強酸性です。
腐敗菌の生育はpH5.5以下で停滞するので、しっかり塗ることで頭皮の除菌・防臭効果が期待できるでしょう。
また、シャンプーや白髪染め後の髪に塗る「レモンリンス」により、残留アルカリを中和する使途もあります。
しかし、皮脂を落とす効果は期待できません。
なぜなら、クエン酸は油に馴染まない上、同じ酸性の皮脂汚れを落とすことも苦手だからです。
逆に、自然状態の髪にクエン酸を塗れば、強すぎる酸性のために髪のキシミを引き起こします。
それでいて皮脂は落ちないため、意図した成果は得られないでしょう。
頭皮の皮脂を落とす作用は、レモン果汁ではなく「レモンの皮」に眠っているので間違えないように気をつけてください。
レモンで皮脂を落とす具体的な方法とは
ここでは、レモンの皮を使って皮脂を落とす「レモンスプレー」の作り方を解説します。
レモンスプレーを作る前に必ずやって欲しいのが、使用するレモンの厳選です。
残留農薬がスプレーに混じることでアレルギー反応の元になるので、必ず残留農薬の少ないレモンを選んでください。
「農薬は水洗いで落とせる」と考えている人は多いですが、レモンの防カビ剤はワックスコーディングされているため普通の水洗いでは落ちません。
農薬除去用の洗剤を使う手もありますが、無農薬タイプの国産レモンなら必要ないのでオススメです。
レモンを手に入れたら、皮を煎じる作業に入ります。
まず果肉を使用し、残ったレモンの皮を細かく切り刻んでください。
続いて、鍋に移し、全体が浸かる量の水でコトコト弱火で30~40分煮出します。
火を止めた後一晩置き、ザルにキッチンペーパーを敷いて漉します。
不純物を取り除いたら完成です。
漉した液体をスプレーボトルに移して、お風呂場でまだ洗っていない頭皮に使用してください。
頭頂部にプッシュして、そこから頭皮全体に馴染ませるように優しくマッサージします。
溶液が髪全体に馴染むように3分程度マッサージを繰り返し、お湯で流します。
この作業を髪に清潔感が出てくるまで繰り返し、本格的なすすぎに入ってください。
湯シャンと同じ要領で、必ず5〜10分かけてしっかりとお湯でリモネンを落とします。
酸化したリモネンはアレルギー反応の原因になるので、必ず落としきりましょう。
その他にも期待できるレモン効果
リモネンの効果は、皮脂の除去だけではありません。
他にも頭皮に嬉しい効果があるので、ここでは3つを紹介します。
◯フィトンチッドによる防虫・抗菌・リフレッシュ効果
フィトンチッドとは、植物が外敵から自身の身を守るために分泌する香気成分のことです。
「ファイトケミカル」とも呼ばれ、悪臭の原因物質を分解し、細菌やカビ・害虫を遠ざける作用を持ちます。
テルペン類に属するリモネンの香りは、気分を高め、抗うつ作用があることが分かっています。
◯ビタミンCによる増毛効果
レモンの皮に含まれるビタミンCにより、増毛効果が期待されます。
毛根を支えるコラーゲンは加齢や紫外線により減少し、コラーゲンの磨り減った毛根からは毛が生えてきません。
そこで、コラーゲンの元になるビタミンCを頭皮に直接塗ることで、コラーゲンの生成を促進。
マウスを使った動物実験でも、ビタミンCを塗った個体の毛の量が何も塗らなかった個体よりも増加したことが判っています。
ただし、ビタミンCは水溶性ビタミンであるため、加熱により失われます。
ビタミンCにはビタミンEの抗酸化作用を高める働きもあるため、後述するオイルを組み合わせて補いましょう。
◯ビタミンEによる皮脂の酸化防止
レモンの皮に含まれるビタミンEは、強い抗酸化作用を持ちます。
頭皮に対しては、過剰なターンオーバーの原因となる地肌への酸化ダメージを防止し、フケを抑制します。
フケの大量発生は薄毛の前兆でもあるため、フケを抑制するビタミンEは薄毛予防の効果が期待されます。
ビタミンEの抗酸化作用はビタミンCと連携することで増幅することが判っているので、熱で失われた分のビタミンCはローズヒップオイルやライム精油をブレンドすることでカバーしましょう。
ビタミンE自体は脂溶性ビタミンなので熱に強く、加熱を経てもほとんど失われません。
レモンの60倍!?皮脂を落とせる果物の紹介
これまでレモンの皮で皮脂を落とす方法について述べてきました。
しかし、レモン以上にリモネンの含有量が多い果物があるのをご存知でしょうか。
それがレモンと同じ柑橘類のオレンジです。
オレンジの皮に含まれるリモネンは、なんとレモンの約60倍。
つまり、オレンジが持つ皮脂を落とす力はレモン以上だということです。
一方、酸化ダメージを防ぐビタミンEの含有量はレモンに軍配が上がります。
どちらも有効成分が作用する仕組みは同じなので、皮脂の除去を重視する場合はオレンジ、抗酸化作用を活用したいときはレモンといった使い分けをすると良いでしょう。
スプレーの作り方も同じなので、まずは季節や地域によって入手しやすい方を試してみてはいかがでしょうか。
まとめ
最後に、レモンを使った頭皮ケアの方法についてまとめると、
①レモンの皮脂を落とす成分はリモネンであり、レモンの皮に含まれている
②酸化したリモネンはアレルギー反応の原因になるため、すすぎを徹底する必要あり
③レモンの皮には、頭皮に嬉しい効果を持つビタミンC、ビタミンEも含まれている
④ビタミンCは加熱で失われるので、別のオイルで補うと良い
⑤オレンジのリモネン含有量はレモンの約60倍
となります。
レモンの皮に含まれるリモネンは、脂を溶解する作用を持ちます。
髪に使用することで皮脂を落とせるため、天然成分で優しく頭皮ケアをしたい人にオススメの素材です。
特に「徹底したすすぎの必要性」と合わせても、湯シャンと相性のいい組み合わせといえるでしょう。
注意点、配合したいオイル等は当記事を参考にしてください。
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『若い男性の白髪って思っている以上に女性は気にしている』
新社会人になり激務からのストレス、栄養不足、睡眠不足などなど・・・
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その意外な方法はこちらのリンクで詳しく話しています。
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濱田の人生が変わるまでの軌跡
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『僕のお気に入り白髪染めはこちら』
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