意外と複雑!?白髪がチリチリの毛になりやすい単純な理由とは

クセ毛を表現する言葉は、癖の強さごとに異なります。(例 : うねうね、パサパサ、ゴワゴワ、縮れなど)

中でも「チリチリ」は、最も癖が強いタイプのクセ毛を表す表現です。

それでは、なぜ白髪に限ってチリチリの毛になりやすいのでしょうか?

非常に目立つ白髪のチリチリに頭を悩ませている人には、気になる問題だと思います。

そこで当記事では、白髪がチリチリになりやすい理由から、チリチリになりやすい髪質の特徴、チリチリしてしまった髪への対処法までを解説します。

この記事を読むことで白髪のチリチリについて総合的に理解できると思うので、ぜひ最後まで読んでください。

それではいってみましょう。

目次

クセ毛になるのはなぜ?白髪がチリチリの毛になりやすい原因とは

髪全体は黒髪ストレートでまとまっているのに、数本のチリチリした白髪が目立つことがあります。

これは何故かというと、白髪と黒髪の内部構造に違いがあるからです。

通常、頭髪を構成する成分は一定の割合で決まっています。

DEMIコスメティクスによると、適正な割合はタンパク質が80~85%、水分が11~13%、脂質が1~6%、メラニン色素が4.5%です。

健康的な黒髪はこの範囲に収まっており、毛髪を切断した時の断面も正円に近い形をしています。

これは構成要素がバランスよく整っているためであり、円形の毛髪軸から伸びる髪はまっすぐな直毛を形成します。

もちろん黒髪でも生まれつきクセ毛の人はいますが、毛髪の成分がしっかり詰まっている限りチリチリの毛になることはありません。

一方、白髪の場合はそうもいきません。

なぜなら、毛髪の構成要素の4.5%を占めるメラニン色素が抜け落ちているからです。

白髪においてメラニン色素が脱落した部分はメラニンホールと呼ばれる空洞になっています。

メラニン色素には水に馴染みやすい性質があるので、その欠落は毛髪全体から水分量を失わせます。

この変化は髪の質量にも影響を及ぼし、黒髪に比べて軽く空中に浮きやすい髪質を作ります。

また白髪を切断した時の断面も、内部構造の偏りを反映して通常の円形が楕円型に歪んでいることが判明しています。

このことも髪が伸びる軌道を不規則にすることでクセ毛を助長するのです。

このように白髪ではメラニン色素の脱落により、髪の質量が減るだけでなく毛髪の形状が楕円型(平べったい形)に歪んでいます。

こうした複数の要因から黒髪に比べてクセ毛の傾向が強くなり、浮いてしまう、まとまらない、縮れるといった症状が出やすくなるのです。

もちろん、白髪だからといって必ずチリチリのクセ毛になるわけではありませんが、黒髪よりも強い癖が出ることは間違いありません。

チリチリの白髪になりやすい髪質の特徴とは

白髪がチリチリになりやすい理由をご理解いただけたでしょうか。

しかし、癖が出やすい白髪でも、チリチリと呼ばれるほどのクセ毛になることは多くありません。

「うねり」や「パサつき」に納まることが多い中で、チリチリになってしまう髪質にはどのような特徴が指摘できるのでしょうか。

まず考えられるのが、生まれつきのクセ毛の傾向です。

髪質には生来の差があり、生まれつきクセ毛の傾向が強い人ほどチリチリの白髪になりやすい髪質といえます。

人毛のクセ毛の度合いは髪の約85%を占めるコルテックスの微細構造で決まると考えられており、1950年代に解明されたウール(羊毛)のコルテックス構造で説明できます。

ウールに特徴的な天然の巻き毛は、毛の内側と外側で性質の異なるコルテックス細胞に構成されることで形成されます。

ねじれの内側には「パラコルテックス細胞」と呼ばれる疎水性のアミノ酸を多く含む細胞が並び、ねじれの外側には「オルトコルテックス細胞」と呼ばれる親水性のアミノ酸を多く含む細胞が分布します。

1本の毛髪が性質の異なる2層構造を成すことで、同じ湿度に接したときの膨張率が内外で非対称となり、繊維の軌道にバラツキが生じて曲がった毛髪が生じるのです。

また人種間の髪質の違いを研究したSwift(1997)は、直毛のモンゴリアン毛がパラコルテックス細胞のみで構成されていたのに対し、クセの強いエチオピアン毛ではオルトコルテックス細胞が約50%を占めていたことを報告しています。

以上のことから、次の2点が当てはまる人ほど先天的にクセ毛の傾向が強く、白髪になった時にチリチリになりやすい髪質であるといえます。

・パラコルテックス細胞とオルトコルテックス細胞が均等に分布せず偏っている

・オルトコルテックス細胞の割合が高い

また、「加齢」もクセ毛を引き起こす原因になります。

フィブリルの最小単位はケラチンモノマーと呼ばれ、2本のケラチンモノマーが螺旋状に縒り合ってダイマーとなり2本のダイマーが逆方向で会合してテトラマー(プロトフィブリル)に、さらには8本のテトラマーからミクロフィブリルが作られ、それが数本〜数十本束なってマクロフィブリルになります。

このように、頭髪の構造はフィブリル同士が結びついた繊維の束で構成されています。

そのつながりはシスチンというアミノ酸同士に働くジスルフィド結合で維持されているのですが、この結合が年齢とともに衰えることが分かっています。

結合の崩れたフィブリルが増えると、シャンプーやヘアカラーを施した時のたんぱく質の流出が増え、髪の骨組みが失われてクセ毛が生じるのです。

また加齢により頭皮の弾力性が減ることも、クセ毛の原因になります。

弾力のなくなった頭皮には物理的な厚みが減って頭皮が硬くなります。

すると頭皮が引き締まる圧力で毛根の配置が通常よりも斜めに傾くことがあり、髪が伸びる軌道が歪んでクセ毛が生じると言われています。

以上のように、白髪がチリチリになる要因には、白髪自体のクセ毛の傾向に加え、遺伝性と加齢の2つの要因を挙げることができます。

生まれつき直毛の人でも後天的にクセ毛になることも珍しくないので、生まれつき直毛だからといってヘアケアを怠らないようにしましょう。

チリチリの白髪になってしまった時の対処法

実際にチリチリの白髪が目立ち始めた時、どのような方法で対処すべきでしょうか?

一番手っ取り早いのは、ハサミでチリチリの白髪を切ることです。

しかしこの方法では、あとあと伸びかけの白髪が目立つことになるためお勧めしません。

また白髪の数が多いと、チリチリになっている白髪を抜いてしまう人がおり、毛根へのダメージが抜け毛・薄毛の原因になることがあります。

そこでお勧めしたいのが、白髪がチリチリになる根本の原因を除去するアプローチです。

チリチリの白髪は髪の内部から栄養素や水分が流出して枯れている状態です。

そのため、シャンプー・トリートメントを保湿効果の高いもの切り替えることで髪に潤いを補給してください。

まずチリチリの白髪を傷めないよう洗浄力の強い石油系シャンプー(ラウレス硫酸系やラウリル硫酸系)は避け、代わって刺激性の低いアミノ酸系シャンプーを選びます。(コカミドDEAなど)

特におすすめできるのが、髪の補修効果が高いヘマチンが配合されているシャンプーです。

ヘマチンが髪のパサつきを抑えるため、チリチリになった白髪をケアしたいときにぴったりです。

トリートメントは、動物性脂質のラノリンや髪に潤いを与えるヒアルロン酸、CMC等が配合されたものに高い保湿効果が期待できます。

適当なシャンプーとトリートメントを入手したら、決してゴシゴシと洗うことなく指の腹で優しくマッサージしつつ使用してください。

頭皮が硬化していると白髪がチリチリになりやすくなるので、円を描くようなマッサージで頭皮をほぐすことも大切です。

それでも、ロングヘアーの人などで効果を実感できないという人がいるかもしれません。

そんなときの最終手段として、縮毛矯正という手があります。

これは髪のフィブリルの結合を一度切って、希望する形に整えた状態で再結合させるため、確実に直毛に矯正できる方法です。

髪にかかる負担が大きいのが難点ですが、確実に直毛にしたいときに役立ってくれるでしょう。

まとめ

最後に白髪のチリチリについてまとめると、

①白髪はメラニン色素が損なわれて軽いぶんクセ毛になりやすい

②コルテックスにおけるパラコルテックス細胞とオルトコルテックス細胞の分布によってもチリチリのなりやすさは異なる

③年齢と共に頭髪のジスルフィド結合が弱まるため白髪がチリチリになりやすくなる

④チリチリになった白髪への対処方法は、シャンプー・トリートメントによるケアあるいは縮毛矯正が効果的

となります。

メラニン色素が脱落している分、白髪はチリチリになりやすい傾向があります。

しかし白髪であることは、必ずしもチリチリの毛であることとイコールではありません。

コルテックスの遺伝的な構造や年齢も影響しますが、頭髪のケアで改善できる余地も少なくありません。

当記事で紹介した髪に優しいシャンプーの方法を実践してください。

それでもダメなら縮毛矯正ですが、髪に与えるダメージが大きくなりがちな点には要注意です。


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『若い男性の白髪って思っている以上に女性は気にしている』

新社会人になり激務からのストレス、栄養不足、睡眠不足などなど・・・
今の時代、若白髪の男性は意外に多いと思います。

でも実際に本気で白髪に悩んでいる人はどれだけいるのか。

「いやいや、男の白髪なんて周りはたいして気にしてないでしょw」

そんな風に思っていた時期が僕にもありました。

でも、女性はあなたが思っている以上に
男性の白髪を気にしています!

そのことをハッキリと噛みしめて
実感できたのは、
僕が白髪を理由にめっちゃ好きだった女性に
フラれたことがきっかけでした。

それ以来、失意のどん底に落ちて仕事や
友人関係もうまくいかなくなり、
「もうまともに生きていく事ができないのか」
と絶望していました。

それでもある意外な方法を使って僕は、
この憎々しい白髪と決別して
希望の満ち溢れる未来を取り戻しました。

今では大好きな彼女も出来て自信を
取り戻し、本当に楽しい毎日を過ごしています^^

では僕はどうやってこの白髪コンプレックスを 解決できたのか。

その意外な方法はこちらのリンクで詳しく話しています。

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濱田の人生が変わるまでの軌跡

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『僕のお気に入り白髪染めはこちら』

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