メンズも可能!?シークレットハイライトによる白髪隠しの効果とは!

白髪染めは、暗黒色にしか染めることができません。

白髪を暗黒色以外の色でオシャレに染めたい時、シークレットハイライトという選択肢があることをご存知でしょうか。

「白髪を真っ黒以外の色で染めたい」と考えている方には気になるトピックだと思います。

そこで当記事では、「白髪隠しにシークレットハイライトは使えるか？」という疑問にお答えしつつ、白髪隠しにシークレットハイライトを使うメリット・デメリット、相性の良い髪質の特徴について解説します。

この記事を読むことで、シークレットハイライトが白髪隠しの候補に入るか判断できると思うので、ぜひ最後まで読んでください。

それではいってみましょう。

シークレットハイライトって何?白髪が目立たなくなるのは本当!?

「シークレットハイライト」とは、極細のハイライトを散りばめることで、ナチュラルな印象を保ちつつ透明感や立体感を演出するデザインカラーです。

染色の仕組みは「ハイライト」と同じですが、束ねる髪の細さがより微細であるため、ハイライトのような派手な仕上がりを回避しつつナチュラルに見せることができます。

つまり「シークレット」の頭文字は「ハイライト」を対象としており、本来は白髪を隠す施術ではありません。

であるにも関わらず、「シークレットハイライトで白髪を目立たなくできる」というのは本当でしょうか？

結論から言うと、本当です。

通常、白髪が目立ってしまう主な理由は色のコントラストに求められます。

白髪と黒髪が混在すると、両極端の明度が対立することで白髪の存在感が際立ってしまうのですね。

そのような状態に対して、シークレットハイライトは色のコントラストを緩和することで白髪の存在感を軽減します。

大まかな工程としては、最初にハイライト部分を微細のチップで区切った後、その部分へブリーチ施します。

するとハイライト部分が黄色くなるので、その上から髪全体に希望の色（茶系統、グレーなど）を被せます。

すると、白・黒・黄の3色が馴染んで調和した色に染まるため、白髪の存在感をほぼ気にならなくなるレベルにまで軽減することが可能になるのです。

中には「メンズのシークレットハイライトも可能なの？」と疑問に思う方も多いと思います。

結論から言うと、メンズでもシークレットハイライトは可能です。

女性用のデザインカラーとして使われることが多い施術ですが、メンズ向けのシークレットハイライトも染色の仕組みに違いはありません。

女性向けのサロンに比べると普及率は高くないものの、メンズ向けのサロンでも美容師次第で対応してもらえるところは多くあります。

シークレットハイライトのメリットとは

シークレットハイライトのメリットは、「色味」と「負担の軽減」の2つです。

「色味」に関するメリットは、透明感のある明るい色を演出できる点です。

シークレットハイライトでは、極細に区切られたチップ部分へブリーチを施した後、髪全体をカラーリングします。

これにより、通常の白髪染めではほぼ不可能な透明感のある明るい色に染めることができます。

髪全体のカラーリング後も、髪の色素差を反映して明るいハイライトの線がまばらに入ります。

そうすると明度差ができ、光に当たった時の反射の仕方も異なるため、立体感のある髪を演出することができるのです。

それでいて、極細のラインであることから全体と調和しやすく、ハイライトのような派手さ・目立ちやすさもありません。

派手な髪型がNGなオフィスや行事でも、妥協することなくオシャレに仕上げることができるでしょう。

続いて「負担の軽減」に関するメリットは、メンテナンスの頻度を少なく見積もれることです。

通常の白髪染めとの違いは、次回のメンテナンスまでの期間です。

通常の白髪染めの場合、既染部の根元から伸びてくる白髪は非常によく目立ちます。

なので、染色から3週間後には根元部分のメンテナンスが必要です。

一方シークレットハイライトの場合は、明るいハイライト部分の存在感で根元の白髪が隠れます。

この錯視効果によりカモフラージュ効果が長続きし、5週間～6週間は根元の白髪が気になりません。

通常の白髪染めと比べても、シークレットハイライトの方がメンテナンス期間を長くとれることから、最小限のカラーリングで済ませることができます。

お金の節約や髪の負担軽減を図れる点もシークレットハイライトの大きな魅力です。

シークレットハイライトのデメリットとは

シークレットハイライトの最大のデメリットは、修正が難しいことです。

ブリーチ工程の際、ハイライト部分のメラニン色素は破壊されます。

この部分を純粋な黒髪に戻すことは、他の髪との明度差が残るため極めて困難です。

濃い白髪染めなら一時的に真っ黒に染めることは可能ですが、ハイライト部分の脱色が早いため、時間の経過と共にまだらな髪に戻ってしまいます。

黒髪とハイライト部分との差をなくすことは腕のある美容師でも難しいため、純粋な黒髪に戻すにはハイライト部分をカットする以外に選択肢はありません。

つまり修正が効かないという大きなリスクを伴うため、美容師や状況としっかり相談しながら決める必要があります。

中にはダメージを心配する人がいるかもしれませんが、シークレットハイライトのダメージは限定的です。

なぜなら、髪全体を染める通常のデザインカラーと違って、微細に区切られた範囲への着色に限られるからです。

通常のデザインカラーは髪全体の約50~80%にブリーチを施すのに対し、シークレットハイライトでは10%未満だと言われています。

おまけに近年はケアブリーチも発達しているため、激しく傷んだ髪でもない限り、ダメージによる失敗の可能性は低いでしょう。

また時間・金銭コスト面では、通常のカラーリングより30分ほど長くなり、1万円〜2万円の価格帯で利用できる店舗が多いようです。

シークレットハイライトに合う髪質・合わない髪質とは

上記の通り、白髪を明るく染められるシークレットハイライトですが、髪質による合う・合わないの問題はあるのでしょうか？

結論から言うと、ダメージが少なければ少ないほどシークレットハイライトの成功率は高くなります。

逆にパーマや縮毛矯正、カラーリングの繰り返しでダメージが蓄積している髪だと失敗の危険性が増します。

なぜなら既に傷みが多い髪だと、ブリーチ工程でさらなる悪化を招き、後続のカラー工程が失敗しやすくなるからです。

ハイライト部分だけ浮きやすいチリチリの毛になってしまうと、白髪隠しの点で逆効果な上、修復も困難です。

定期的にパーマ・縮毛矯正を利用している場合は、シークレットハイライトとの併用は難しいので、必ず優先する一方のみを選択するようにしましょう。

またパーマや縮毛矯正を施しているケース以外に、もともと傷みが激しい人にもシークレットハイライトは向きません。
美容院に足を運ぶ前に、自分の髪質が健康的であるかもチェックする必要があります。

まとめ

最後にシークレットブリーチによる白髪隠しについてまとめると、

①シークレットハイライトで白髪を隠すことは可能

②白髪を明るい色でカモフラージュすることができ、メンテナンスの期間も長い

③一度シークレットハイライトを入れると純粋な黒髪には戻せない

④ダメージの多い髪には向かない

となります。

シークレットハイライトを活用することで白髪をカモフラージュできることは事実です。

白髪と黒髪の間に極細のハイライトを入れることで白・黒・黄の3色を作り、その上に希望するカラーを乗せます。

すると、3色が馴染む上に明度差ができるため、透明感と立体感のある明るいオシャレな髪に仕上げることができるのですね。

さらに根元から伸びてくる白髪も、ハイライト部分の存在感でカモフラージュされるため、通常の白髪染めよりもメンテナンス期間を長く取ることができます。

修正が効かないリスクはありますが、元々ショートヘアの人ならロングヘアの人と違ってカットによる調整が効きやすいため、適正の高い髪型だといえるでしょう。

白髪を明るい色でオシャレに染めたい人は、是非この機会にシークレットハイライトを検討してみてはいかがでしょうか。

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