一日で白髪になるって本当?白髪になってしまう不思議な仕組み

都市伝説のように一日で白髪になるかも?という話を耳にしたことはないでしょうか?有名なエピソードの真実を解説しながら、白髪ってそもそもなんなのかについて、詳しく、わかりやすく解説していこうと思います。

目次

白髪とはそもそも何?

まず、1日で白髪になる謎の前に、黒ぐろした髪が、どうして白くなるのかを解説しましょう。

髪の毛はあれほど細いのに、かなり複雑な構造をしています。ちょうど海苔巻きの構造によく似ていて、一番粗外側が”ウロコ状”のキューティクルで、髪の水分調整の役割を果たしています。乾燥した場所では閉じて水分が抜けるのを防ぎ、雨の日などの湿度が高いと開いて余分な水分を逃がすような役割をします。

その次がタンパク質層で、ここには皮膚や爪と同じ成分で作られ、髪の柔軟性、しなやかさを保つようになっています。そして中心部にあるのが、メデュラと呼ばれるもので、ここに髪の色が体質によって決まるわけです。生まれつきの金髪や茶髪も、この中心部の色が薄いというわけですね。

白髪はこのメデュラが透明に近くなることで起こります。つまり白髪は”色が抜けた状態”なんですね。一般的に黒い髪でも濡れて完全に乾燥させてしまうと、メディラは元々半透明なので、光が透けて白っぽくなります。これは髪の中心部に若干気泡があるからです。

白髪の人は、この髪の中心のメディラの中にある、「気泡」が多く、言ってみれば空洞に近いです。つまり、この「気泡」が増えるか、そうでないかによって白髪になりやすい等の体質が決まると言って良いでしょう。

ストレスで白髪になるって本当?

米国、ハーバード大学の研究によって、髪の色は後天性に変わる場合があるとした論文が発表されました。これは、髪の成長を長く観察してわかったそうですが、色素再生幹細胞という毛根にある細胞が髪の色に影響を与え、この細胞が弱ると髪の色が抜けてくるとわかったそうです。

髪の寿命は女性で約6年、男性で約5年ですが、髪はトコロテンのように、毛根細胞から押し出されて伸びるので、この成長の限界がこの年数ということになります。この時、発毛から伸びていくうちに、途中からなんらかの要因で、色素再生幹細胞が色素を作るのを辞めてしまうと、長い髪でも途中から変わってくる可能性はあるというわけです。ただし、髪の伸びるスピードは1日わずか0.1ミリあるかないかなので、「色が変わってきた!」と気がつく場合は殆ど無いでしょうね。

この色素再生幹細胞は、かなり血流と関係あり、日本の細胞医学の分野でも、老化とストレスによって幹細胞は影響を受けるとわかっています。ですから、ストレスで白髪になることは、ある程度、真実というのは間違いなさそうですね。

一日で白髪になった人っているの?

有名なのが、フランス革命で処刑されたマリーアントワネットの例ですね。彼女は非常に若く、処刑されたときの年齢は37歳です。肖像画でもよく分かる通り、彼女はやや白っぽいブロンドです。実はここがポイントですね。

フランス革命で宮廷が裁判となったのが1月です。フランスでは真冬ですね。しかし、マリーアントワネットの処刑は10月です。この間、かなり薄暗い牢獄に入れられていたそうで、10ヶ月は室内にいたということです。

また当時、マリーアントワネットのような宮廷の婦人を庶民が直接間近で見る機会はほとんどありませんでした。また捕まって以降、ホントに質素な食事しか与えられてなかったので、獄中のマリーアントワネットは栄養不足に加えて、精神的ストレスも強かったと見られています。

元々白っぽいブロンドに、10ヶ月も伸びた髪、当然ですが処刑日には、生え際は白髪が増えていたはずです。また、ブロンドヘアは、前述したようにメディアに気泡が多いので、光を乱反射して太陽光の下では余計に白く見えます。

この結果、「マリーアントワネットは、処刑の恐怖で髪が真っ白になった」という話が広まったと推測されています。

色素再生幹細胞を強くする事はできるの?

では、白髪になる要因、この色素再生幹細胞が弱るストレス、栄養不足を防ぐ他に、白髪にならない手段はあるのでしょうか?これに関しては、残念ながら、科学的、医学的には解明が待たれます。

しかしながら、それじゃあちょっと冷たいなということで、もう少し調べてみたところ、幹細胞の国内研究の文献を漁って読んでみたんですが、結論として病気にできるだけならない方が白髪になりにくいようです。この病気とは、風邪とか鼻炎程度の軽いものというよりも、少なくとも1年以上、継続して治療が必要な場合に限る慢性疾患とか、長い精神的ストレスを指します。

1日で白髪になったと言われたマリーアントワネットを思い出してください。彼女は庶民から憎まれ、ろくな食事も与えられず、罵声を浴び続けられていることを感じながら、いつも「いつ処刑されるんだろう?」という、ものすごい精神的ストレスにさらされてます。これでは、いくらなんでも食事も喉を通らないのではないでしょうか?

現代社会でも会社とか学校とかで、どうしても嫌なことが解決出来ずに、ずっとモヤモヤした日々を送ることはよくありますよね。それでも、キチンと食欲があってぐっすり眠れるのなら、ある程度のストレスは耐えられます。

しかし、そんな都合よく気分を切り替えられるほど、器用な人は少ないと思います。したがって、色素再生幹細胞を強くすること自体は難しくとも、このストレスをなんとか和らげるのが、最も良い方法ではないでしょうか?

白髪になりやすいストレスとは?

厚労省のホームページには、結構、生活に役立つ情報が載っていますが、中には精神的ストレスについての詳しい情報も手に入れる事ができます。それによると、ストレスは以下の要素が重なることで、睡眠や食事に影響が出てくるとされています。

・暑さ、寒さ等の環境

・化学的な有害物質(ニコチンやアルコールなど)

・病気や飢え

・社会的不安(家庭や仕事の悩み)

以上の4つが2つ以上重なると、体質的にストレッサー、つまりストレスを抱えたままの人となるわけです。また、深夜までのゲームやテレビ・インターネット等の寝不足なども、この要因の一つに入ります。ちなみにこういったストレスは、当然ですが、髪だけではなく、視力、聴力、お肌にも悪影響なのは、皆さんご存知のとおりですよね。ほとんどが疲労と関係しています。

白髪になっても元に戻るの?

1日で白髪という可能性は低いですが、同じ様に短期間で真っ黒の髪に戻すというのは難しいようです。というのも、先に説明した髪に色を作る色素再生幹細胞は、一度弱って活動を停止すると、その後退化して数が減ることがわかっているからです。これは老齢で皮膚の幹細胞が徐々に減って、代謝が遅れて肌が黒くなったり、シワが増える理論と同じです。

人の細胞には、細胞を元気づけて”ドンドン増やせ!”という命令をだす、タンパク質があるそうで、これは免疫系細胞にあるメラノサイトというものです。ここで、「お?!」と思った方は勘が良いですよね。コラーゲンやタンパク質というのは、人の肌や臓器を作る材料でもあるから、このメラノサイトは、タンパク質がないと働きません。

なんかココにヒントがありそうですよね?

若くして白髪はホントじゃない?

そうはいっても、「自分は中学生から白髪だらけだったよ?」という人がいるでしょう。でもそれは、ストレスや健康上の理由なら、前に話した幹細胞自体が弱っていたからでしょうか?もしそうなら、その方は身長も伸びないでしょう。筋肉や成長で伸びる皮膚は、全部幹細胞のメラノサイトの命令で細胞が増殖しているはずですからね。つまり、老齢になってなる白髪と、俗に言う若白髪は、そもそもが別物です。若白髪は色が抜けたのではなく、毛根細胞にある色素再生幹細胞の数が、元々少ないのです。そういう意味ではもちろん”生まれつき”ですが、”しらが”じゃなく、”髪が透明でした”というのが正しいと思いますね。

実際、全人類の約1.8%しかいない金髪の人も日本人で稀に生まれますし、動物では犬猫も含めて茶髪は普通に多いです。ちなみに髪色には、ユーメラニンとフェオメラニンの2種類があり、欧米人に多いのがフェオメラニンです。日本人を含めた東洋人はユーメラニンで、この差は緯度に関係あると言われています。つまり、北方の寒い地域の夏は短く太陽光線も弱く、それ故にヨーロッパの人は肌も眼も弱いです。

髪は太陽光から頭部を守る役割もあるので、夏が暑い地域の国の人は、髪も太陽光を遮断するように黒くなるのです。人種と言うより、その暮らしの環境の差が関係しているんでしょうね。ですから、どの色がどの人種ということでもなく、先祖代々同じところに暮らしていれば、髪も環境に合った色になるってことです。

話を戻してタンパク質の話

さて、1日で髪が白くなることはなくとも、髪色を復活させることは難しくとも、”これ以上増やさない”ことは、どうやらタンパク質が重要な鍵のようですね。ただし、タンパク質でも「良質なタンパク質」がポイントです。

良質タンパク質とは、「アミノ酸スコアが100に近い」ことが条件です。体内で生成することのできない9種類の必須アミノ酸が、100%含まれている食べ物ってことですね。

9種類の必須アミノ酸とは、イソロイシン・ロイシン・リジン・メチオニンとかで、名称はこの際気にしなくて良いのですが、要するに食べないとダメなアミノ酸を含む食材を食べろ!ということです。この食材を列挙してみましょう。

1位:豚肉(ロース)

2位:鯵

3位:卵

4位:牛乳

5位:豆乳や豆腐

意外に安く手に入るものばかりですね。これらは全部、アミノ酸スコア100です。順位をつけたのは、みっちり詰まっているのが豚肉や鯵などのおかずだからですね。特に豚肉は大量に摂取できます。もちろん、野菜も一緒に食べなきゃダメですけどね。

こういった食べ物は、毎日の食卓で工夫すれば加えられますし、疲労回復の効果も高くて一石二鳥です。1日じゃ白髪にならなくても、白髪をこれ以上増やさないために、参考になる話ではないでしょうか?

まとめ

今回の話をまとめると、

・1日で白髪になる可能性はほぼない

・白髪は髪の中心に空洞が多くなるから

・光の反射と元の髪の色で白髪に見える場合がある

・ストレスと言っても様々なパターンがある

・遺伝による白髪は黒髪に戻せないが、増やさない方法はある

・良質なタンパク質を積極的に食べよう

今回は話の幅が広く、また長くもなりましたが、髪の仕組みから髪の健康にまで言及した掘り下げた内容となっています。元気な髪を目指したいですね。


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『若い男性の白髪って思っている以上に女性は気にしている』

新社会人になり激務からのストレス、栄養不足、睡眠不足などなど・・・
今の時代、若白髪の男性は意外に多いと思います。

でも実際に本気で白髪に悩んでいる人はどれだけいるのか。

「いやいや、男の白髪なんて周りはたいして気にしてないでしょw」

そんな風に思っていた時期が僕にもありました。

でも、女性はあなたが思っている以上に
男性の白髪を気にしています!

そのことをハッキリと噛みしめて
実感できたのは、
僕が白髪を理由にめっちゃ好きだった女性に
フラれたことがきっかけでした。

それ以来、失意のどん底に落ちて仕事や
友人関係もうまくいかなくなり、
「もうまともに生きていく事ができないのか」
と絶望していました。

それでもある意外な方法を使って僕は、
この憎々しい白髪と決別して
希望の満ち溢れる未来を取り戻しました。

今では大好きな彼女も出来て自信を
取り戻し、本当に楽しい毎日を過ごしています^^

では僕はどうやってこの白髪コンプレックスを 解決できたのか。

その意外な方法はこちらのリンクで詳しく話しています。

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濱田の人生が変わるまでの軌跡

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『僕のお気に入り白髪染めはこちら』

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